"yarım" (やるむ) とはトルコ語で はんぶん の意味。  İstanbul と Tokyo 半々生活のふたりのおはなし。
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Son gece  最後の夜
最後の夜、タイランは海沿いの高台にあるお洒落なレストランに誘ってくれた。

仕立てのよさそうなジャケットにシャツ。ピシッと決めたタイランは、
いつもの知的な印象にどこか品の良いセクシーさを漂わせていた。
エスコートの仕方、店員とのやりとり。堂々としているけれど高圧的でなく
とても好感が持てた。

私は何より、お客様面して店の人達に威張るタイプの男が大嫌いだ。
(本来、店と客は対等だと思うが)自分より弱い立場の人に優しく出来ない男は
テーブルマナーが出来ないよりも恥ずかしい。
ワインや料理に詳しくなくたっていい。そういう気遣いが出来る男こそが、
カッコイイと思ってしまう。


「今夜の君は、とってもセクシーだね。そのサマードレス、
良く似合ってるよ」


 「ありがとう。タイランもね。ちょっとドキドキしちゃった」

「ちょっとだけ?(笑)」

 「そ。ちょっとだけ(笑)」

「悔しいな。酔いが足りないよ、ジェイダ。もっとワイン飲む?」

 「あはは。戴こうかな!」




トルコ人は、ことば遊びにとても長けている人たちだ。
ちょっとした詩的な表現やジョーク、ウィットに富んだ受け答えがとても上手い。

タイランは話題も豊富で幅広い知識を持ち、話していて飽きなかった。


タイランの優しさは、単なるオトナの男としての優しさなのか

男として、明日には帰る外国人女と、後腐れなく寝たいだけなのか

それとも・・・?

好きな人はいるの?

私はどうすればいい?・・・・・・・

目の前で微笑むタイランに、聞けるはずもなかった。



食事の後、海辺を歩く。
ワインで少し火照った顔に海風が心地良い。

お互いの手と手がぶつかって、視線が合った時、ごく自然にキスをされた。
鼻先から頬、そして唇へ・・・
たまらず私が少し身を離すと、タイランは切なそうな目をして言った。


僕はどうやら、君を好きになってしまったみたいだ。

今夜は君を帰したくない。君を抱きたいと思っているんだ。



・・・・!
なんと、打って変わっての直球勝負!(笑)。


ジェイダは僕の事をどう思っている?

私は・・・「みたい」なんて言わないわ。
タイラン、あなたの事が好きよ。


微笑みながらそう答えると、苦笑いをしたタイラン。


気付きたくないのに、気付いちゃった(笑)。
でも・・・
私は旅の思い出にあなたと寝る事も出来ないし、つきあうこともムリだわ。


ちょっと待って、ジェイダ。
僕はただ単に今夜君とベッドで楽しめればいいと思っているワケじゃないよ。
これからも、良い関係を続けて行きたいと思ってる。

確かに男は、目の前にいい女がいれば後先考えずに、抱きたいと思う
生き物なんだとは思うよ。それは否定しない。
けど、いつもいつも、みんながみんなそうじゃない。
少なくとも僕は10、20代のやりたいだけのガキじゃないし、
男として責任を持ちたくない相手と寝たいとは思わないんだ。


でも、日本とトルコじゃムリよ。付き合うなんて。

どうして?わからないじゃないか。
確かに離れてて大変な事は目に見えてるけど、試してみる価値は
あると思わないかい?
お互いが、お互いを好きな限り続ければいいし、
ダメだと思えばその時に考えればいい。
だろう?


・・・・・


君が僕を欲しいと思うまで待ってるから。その時は遠慮なく誘って(笑)。
君が望むなら、何時でも大丈夫だから。
・・・・・たぶん(笑)。



そういうと、テレながら笑ったタイランの目は、とってもタレ目になっていた。
いや、実はタイランはタレ目だったことにそのとき気が付いた。
いつもはキリリとした表情だから気が付かなかったのだ。

腕を組んで歩く事を催促したタイランのぬくもりを感じながら歩いた。



私のホテル手前まで来た時、タイランが「じゃ、ここで」と、言った。
ホテルまで来ないところがさすがだった。

「明日、授業があるから空港へは見送りに行けないけど・・・ごめんね」

 「大丈夫よ。色々ありがとうタイラン」

「日本に着いたら電話して。僕も連絡するから」

 「うん。わかった」

ぎゅっと抱きしめられてのお別れのキスで・・・一生懸命感情を抑えようとしているのが
伝わってきて、タイランが愛おしくなってしまった。

私の胸元に手を当て、

「ここに僕を置いていくから、追い出さないでね(笑)」
おやすみ、ジェイダ。良い夢を・・・・


そう言って、タイランは帰って行った。



もしも、
ふたりの関係が、このイスタンブルだけで途絶えたとしても、
それでも良かったと思える潔さだけは持っていようと、
心に決めて眠りについた。




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by bizim | 2007-01-03 00:00 | 出会い ~ 結婚まで
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