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Kyoto'dayım 京都にいます
京都はとても素晴らしいけど、旅館は何故か僕らを嫉妬しているようだ・・・ Taylan Soylu タイランの言葉どおり、4日目の朝、タイランはウソのように元気になった。 そして、風呂付離れのある旅館に宿を取り、2泊3日の京都の旅に出た。 初めての日本。 初めての京都。 タイランはとても興奮していた。 京都の街を歩きながら、タイランが呟いた。 「日本へ来て確信したけど・・・やっぱりジェイダは日本人っぽくないよね」 「・・・顔が濃いって言いたいんでしょ(笑)」 「背も高いし、ジェイダには日本の男より、やっぱり僕の方が似合ってるよ(笑)」 ああ、そういうことが言いたかったワケね(^^;;; 「本当はね・・・こんなことにならなければ、ジェイダのオフィスや、 通勤までの道や、普段行くランチの店、飲みに行く店、 同じ時間に、全く同じことをしたかったんだ」 「どうして?」 「そうすればほら、イスタンブルにいる時、『今ごろきっとあのお店で ランチしてる頃だな』とかわかるだろう? そういう君の日常を知りたかったんだよ」 タイラン・・・(;O;) 「でも・・・まだ君を僕のものに出来ていないから(笑)、先にそれを知るのが 怖かったのかもしれない。 だから最初は、とっても日本的な所で、一緒に想い出を作りたかったんだよ^^」 早めに宿へと戻る。 女将が離れまで案内してくれ、お茶まで淹れたりするのをタイランは とても感心していた。 離れの周囲は立派な日本庭園になっており、他の部屋が 見えないように配慮されていた。 この静寂と侘寂、計算され尽くした佇まい・・・トルコ人にはわかるまい(笑)。 お風呂は露天と内湯が部屋についており、ゆったりと寛げる仕様になっていた。 タイランは一番大きな浴衣を用意してもらっていたのだが、それでも ちょっと短かかった。 その時丁度短髪だったので、浴衣が思った以上に似合っており、 ちょっと惚れ直してしまった(笑)。 「ジェイダ、とっても似合ってる!似合いすぎてて・・・ 脱がせたくなって来ちゃった(笑)」 と、落ち着かないタイラン。 「ダメ!これから部屋に食事を人が持って来るから!」 「え!ここに来るの?( ̄□ ̄;)!!」 お食事タイムとなり、次々に手を掛けた素晴らしい食事が運ばれて来た。 ふたり美味しく、感動しながら戴いたが、またもタイランが 「・・・もうそろそろ、ジェイダを食べたいんだけど(笑)」 食が細めのタイランからすれば、充分過ぎるほど既に食べていたかもしれない。 しかも初めて日本酒を少し飲んで、いい気分になっている(笑)。 「まだよ。これからこれを下げに来て、そのあとお布団を敷く人たちが来るから、 それまでガマンして」 「えーーー!もうガマン出来ない!!」 と、タイランが私に襲い掛かって来た時、まるで見ていたかのように電話が鳴った。 「あ・・・今から下げに来ますって電話よ。出なきゃ・・・」 ここさ~絶対盗撮されてる気がするよとかなんとか、 タイランが何かブツブツ文句を言いながら、私から離れた。 思いっきり彼の浴衣がはだけていた(笑)。 「タイラン。浴衣直して。セクシーすぎて中居さんが倒れちゃうから(笑)」 タイランは、お預けを食らったままの犬のように、布団が敷かれるまで ずっとおとなしくしていた。 そういえばタイランは、犬で言えばレトリバーとかに似ているかもしれない(笑)。 出会ってからキスしか許してもらえず、しかも、ずっと離れたまま。 やっと再会して触れられると思いきや、目の前にいるだけで(風邪なので、 キスも出来ず)じっと我慢を強いられて来たタイラン。 ちょっとヤケになってしまうのも、わからなくもなかった(笑)。 並べられた布団を見て 「なんだか、布団ってエロいね~(〃▽〃)」 と、タイランがしみじみと言った。多分彼が日本語を知っていたなら、 「淫靡」とか使いそうなニュアンスなのだと思う。 「そうね(笑)」 「もう誰も来ない!?終わった?」 真顔で確認するタイラン。 「まだよ。寝る前にさっきの女将がお休みの挨拶に来るの。その時ちゃんと別々の お布団に入ってないとダメなのよ。点呼のためにね」 「オーマイガーーーーッ!!!マジかよーーーーっ!」 ( ↑ こんなニュアンス (^^;;) 「さっき、布団でもう終りって言ったじゃないか~。 気持ちは充分分かったからって、それは断れないの? 可能なら電話していい?来ないでって(涙)」 タイラン、必死の哀願。 私は笑い出したくなるのを堪えるのに必死だった。 「日本の文化は素晴らしいけど、これはちょっと行き過ぎ、過剰サービスだと 思うよ。あ!多分、そうすると朝だって同じ事がまた起こるんだよね? あぁ!旅館じゃなくホテルにしておけばよかった!!」 今度は非難とも懺悔ともとれることを口走り始めたタイラン。 もう、私もガマンの限界だった。 「ひーーーーっ!!(≧▽≦)」 思わず布団に倒れ、転げまわってしまった。 「どうしたの、ジェイダ。オナカ痛いの?」 痛いなんてもんじゃーないよ(笑)。ホントに!! 「ウソ・・ウソよタイラン。もう朝まで誰も来ないわ。ふたりだけよ」 「・・・本当?」 子供が初めてプレステ(笑)を買って貰ったかのような嬉しそうな顔。 「それにさっき、朝食をキャンセルして、ブランチにしてもらったの。 さっきあった旅館内の食事何処に行けばいいのよ。 こういうところは、そういうお客様の都合にも合わせてくれるのよ。 少しは旅館のシステムを見直した?(笑)」 「ああ!ありがとう、ジェイダ。でも・・・」 それでも、布団の人たちが来るんじゃないのか? と、旅館不信に陥っているタイランは(笑)、 Don't Disturb! (邪魔しないで!) と書いて部屋の外に置き、澄ました顔で戻って来た。 後手に部屋のふすまを閉めた途端、 「このぉ~!!よくも騙したなーーーーっ!!ウソつきジェイダ!」 と、忠犬からオオカミに変貌したのだった(笑)。 ※そんなタイランに、悪代官ごっこ(悪代官が娘の着物の帯をクルクル剥ぎ取って、 「あ~れ~お代官様、お止めください~」となるやつ(笑))を教えてあげたが、 タイランは淫靡な(笑)布団の上に組み伏して、じわじわと浴衣を脱がせていく方が ソソられるそうだ(笑)。 意外に古風な日本人的(^^;? ↓ 参加中です。ぽちぽちっとクリックお願い出来ると嬉しいです ^^ ↓
by bizim
| 2007-01-06 00:00
| 出会い ~ 結婚まで
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