"yarım" (やるむ) とはトルコ語で はんぶん の意味。  İstanbul と Tokyo 半々生活のふたりのおはなし。
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"Evliliğin ilk yılında adam konuşur kadın dinler,ikinci yılında kadın konuşur adam dinler, üçüncü yılında her ikisi de konuşur, komşular dinler" ;p


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Beyaz İstanbul   白いイスタンブル

イスタンブルには、日本と同じように四季がある。
初夏がもっとも過ごしやすく美しい季節だと言われるが、
なかなかどうして、冬のイスタンブルもロマンティックなものだ。

石畳で坂が多いイスタンブルに雪が降ると歩くのが大変だが、
新雪に覆い尽くされたばかりの真っ白な風景はとても美しく、鉛色の空と、
それに続く海も同系色となり、さながら別世界のようだ。

恋人達は肩を寄せ合い、家路に急ぐサラリーマンの携帯の声が、
白い吐息となって冬空に溶け込む。
イスタンブルの冬は、人と人を近づける。


そんな冬の日に、タイランは生まれた。





仲間内でタイランの誕生日を祝った後皆と別れ、雪道を少し歩いた。

「また降ってきそうだね」

 「そうね」

「今夜どうする?家に帰らないで、ホテルに泊まろうか?」

 「う~ん・・・どうしよう」

「ホテルだったら、次の日気兼ねなく寝坊できるよ?」

滞在しているタイランの家で、私が少なからず気を遣っていることに対する、
タイランの気遣いだった。

 「ありがとう。でも今日は帰ろう?ちょっとやりたい事があるの」

「OK canım そうしよう」



家に戻ると、タイランのアンネとババがサロンで古い音楽を聴いていた。
タイランババは、往年の名曲レコードの収集家で、家にはコレクションが
沢山あった。

「あら。今夜は帰って来ないかと思ってたのに」

と、タイランアンネがうふふと笑う。

「邪魔して悪かったね。なんなら今から消えようか?(笑)」

タイランが応戦する。

 「あの・・・お義母さん、これ・・」

私が花束を差し出すと、驚き、微笑んでくれるアンネ。

「まあ、キレイ!ありがとう。これをタイランじゃなく、私に?」

「ああ。お礼だってさ」

何の?という顔をして、私を見る。

 「今日という日に、タイランを生んで下さってありがとうございます」

微笑むタイランババと顔を見合わせ、大感激をしてくれるアンネ。

「あぁ・・・ジェイダ・・」

私を抱きしめるアンネの背後から、タイランが声を掛ける。

「母さん。僕と踊って頂けますか?(^^)」


Louis Armstrong の『When You're Smiling』 に合わせ、
(vocal は、1:12あたりから)

タイランとアンネが揺れる。

暖かで、静かな時間が流れる。

ババと私は、ソファからふたりを眺める。

いつまでも美しくてお洒落な妻と、立派に成長した息子・・・

きっと、アンネとババの脳裏には、生まれたばかりのタイランから、成長していくまでの
様々な想い出の断片が、過ぎっているに違いなかった。
思わずホロリとしてしまう私に気付き、ババがそっと、肩を抱き寄せてくれた。


タイランが曲を選びなおし、「おいで」と、私を呼んだ。
タイランが選んだ曲は、Joe Cocker の 『You are so beautiful』だった。


踊りながら、タイランが囁く。

「イギリスにいた時、大家のおじさんがこの曲が大好きでさ。
聴きながら泣くんだ。いいオヤジがだよ?」


 「ほんと?」

「ああ。でも、それくらいこの曲は、人を泣かせる何かがあると思うんだ・・・」


ソファから、寄り添って優しく私たちを見守るアンネとババ。

窓の外では、また雪が降り始めていた。


曲が終りに近付いた時に、タイランが唇にキスをしてきた。
「♪ You are so beautiful ceyda...」
 「タイラン・・・ダメよ。アンネたちの前で恥ずかしいでしょ」

小声で言うと、タイランは向きを変え、ソファの方に私の顔を向けた。

「・・・・・・」

そこにいたはずのババとアンネが、いつの間にかいなくなっていた。

 「気を利かせてくれたのかしら?(^^;;」

「いいや、違うよ多分。僕らを見て昔を思い出したんだろう?(笑)」

寝室に目配せをするタイラン。

(〃▽〃)

「じゃあ、折角だからもう1曲・・・」

いたずらっぽい顔をして、ボリュームを最大限にする仕草をする。

 「もうっ! やめなさいよ、そういうことするの!(笑)」

;p


イスタンブルの冬は、人と人を近づける。




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by bizim | 2007-01-20 00:00 | 出会い ~ 結婚まで
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