"yarım" (やるむ) とはトルコ語で はんぶん の意味。  İstanbul と Tokyo 半々生活のふたりのおはなし。
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忘れ得ぬひと
私は夫の今までの女性遍歴をあまりよく知らないが、
おそらく、結婚した私以外で(笑)最も忘れ得ぬ女性と
思われる人の写真を見た事がある。

イギリス留学時代の写真を見せてもらっていた時、
多々ある友人達との写真の中で、ひときわ印象的で美しい女性がいた。
ペネロペ・クルスにそっくりなその彼女は、微笑みながらタイランにそっと
寄り添っていた。
b0197607_230224.jpg







Penélope Cruz

私の視線がその写真に注がれたのに気付くと、夫は「あっ」という顔をした(笑)。
私が「この人は?」という表情でタイランの顔を見ると、今まで軽快に友人や
その写真にまつわるエピソード紹介をしていたのと対照的に、急に言葉少なになった。

 「綺麗な人ね。恋人だったんでしょ?」

と、私から振ると、

「ああ。まぁね。写真・・・全部処分したつもりだったんだけど」

写真を抜き取り、破棄しようとする夫の手を止める。

 「タイラン、いいじゃない。このまま取っておけば」

「えっ?だって、昔の恋人の写真があるなんて嫌だろう?
第一、君に失礼だ」


 「ううん。私は気にしない。あなたが破棄したいと言うなら止めないけど、
 若い時の想い出としてとっておいてもいいんじゃないの?」


「・・・・・」

それ以外の元カノの写真を、私は1枚も見たことがなかった。
ペネロペの写真も、それ以外は全て処分したという夫。夫の性格から
いって、1枚だけ忘れるという事はないと思う。それもこうやってきちんと
保存されているという事は、どうしてもこの1枚だけは、捨ててしまうのには
忍びなかったのではないだろうか。

タイランの、忘れ得ぬ女性・・・

それは彼女なのだと思った。

 「彼女、どんな人だったの?」





b0197607_2342517.jpg
(画像はPenélope Cruzの出演作品の1コマ)

彼女はイタリア人で、タイランと同じ大学へ留学していたのだという。
ふたりは一目で恋に落ち、同棲するようになった。
若さに身を任せ、情熱的な恋の日々を過ごし、
お互いにのめり込んで行った。

このままでは本業に身が入らないと危惧したタイランは、彼女へ
別れを切り出す。が、彼女はタイランとの結婚を夢見ていたらしい。

 「あなたは結婚しようねとか言ってたの?」

「言ってないよ。彼女の事は好きだったけど、まだ若かったし、
結婚なんて考えてもみなかった。家族を持つ前に、やらなきゃ
いけないことが山ほどあったからね」


ふたりは何度も言い争ったり、悲しいケンカを繰り返すようになった。

「僕は、出来ればお互いを憎んで別れたくなかった。でも、言い争いが続くうちに
だんだん彼女が邪魔に思えて来てしまって。でも、彼女に求められると、
止められない自分もいて・・・若かったな(笑)」


そりゃあ、ペネロペ似の情熱的美女に「抱いて」と言われて、
断れる男は少ないだろう(^^;。

 「憎み合わないで別れたいなんて、逃げ腰男のエゴよ。
 優しいフリして自分が傷付きたくないだけじゃない。
 私だったら『お前のことなんてもう少しも愛してない。顔も見たくない』って
 言われた方がよっぽどいい。憎んで断ち切れたほうがどんなに楽か」


「そうだね・・・それが本当の男の優しさだよね。
でも、僕はその時まだそれに気付いてなかった。
僕の身勝手で随分彼女を傷付けてしまったと思う」


彼女は、家を出て行った後大学を辞め、直ぐに大分年上の資産家と
結婚したのだそうだ。

「彼女と結婚する気はなかったくせに、それを聞いたら心中穏やかじゃなかった。
彼女を手放すべきじゃなかったんじゃないか?とも思った。
あ、それはその時思っただけで、今は勿論そんなこと思ってないよ(笑)。
・・・皆は『彼女の結婚は愛じゃなく、お前に対するあてつけだ』と言った。
でも、あてつけで愛してもない男と結婚出来るなら、僕と結婚したいと
ぶつけてきた激しい感情は一体なんだったのかと、
正直、女性がわからなくなったよ」


ちょっと自嘲気味に笑うと、夫は写真を元の場所へと戻した。

「これ、君が許してくれるなら残しておくよ。
なんだかムキになって破棄するのも、逆にちょっと違う気がしてきたし(笑)」


 「そうね^^。それに彼女今、タイランと結婚するより
 ぜ~~んぜん幸せになってるかもしれないし(笑)」


「そうだな(笑)。だといいけど。
でもその言い方、君は僕と結婚して幸せじゃないみたいで聞き捨てならないな~」


 「でもタイラン。私と彼女と出会うタイミングが逆だったとしたら、
 あなたは間違いなく彼女と結婚してたでしょ?
 タイミングってやっぱり大切なのね」


「いいや。君と先に出会ってたら僕は学生結婚してたと思うよ。
だから彼女とは出会わない(笑)」
 

 「ペネロペ・クルスより私?うそくさ~~~!!ナニが狙い?(笑)
 そこまで言われると信憑性ないわ~、ホント」


夫は私と異なり(笑)、私と結婚した事が運命なら、タイミングに関係なく
必ずその結果になるのが『運命』だという。
私なんかより、ずっとロマンチスト(^∀^;)・・・というより、
夫の気遣い(笑)に感謝しつつ、

 「彼女のことは、このアルバムの中だけにしておいて。
 あなたの心のアルバムの中には、もう私しか置かないでね」


と、夫の胸に手を当て言ってみた(ぷぷっ!)。
タイランは笑うと

「僕よりトルコ人みたいな事が言えるようになって来たね(笑)」

と、つぶやいた。
私も、自分で笑いを堪えるのに必死だった。




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by bizim | 2010-11-15 23:16 | İstanbul'dan
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