"yarım" (やるむ) とはトルコ語で はんぶん の意味。  İstanbul と Tokyo 半々生活のふたりのおはなし。
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生と死のはざまで
今回、地震の件で夫は大学からお呼びがかかるかもしれないと言っていたが、
皆が気を遣ってくれたらしく、なんとか戻らなくて済んだ。
例え戻ったとしても、ワンに行く事はないと思うが、
万が一にでも・・・・と思ったら、背筋が冷たくなった。

宮崎さんは瓦礫の下で助けを待っている間、何を考えていたのだろう?


実は私は、死を覚悟したことがある。大学生の頃、サークルのメンバーで
沖縄に行った時、リーダーの男にムリヤリ沖に連れて行かれ
あっ!と思った時、カラダがふわりと浮き、足元の海の色が変わるのが判った。

沖縄の海は、浅瀬が続いていても急に深くなっている事がある。
そして、抗う事の出来ない力で沖に引っ張られるのを感じた。

その時その男は、焦ったのか、私の手を振りほどいて自分だけ
泳いで逃げた。
その時の彼の冷たい目を、私は今でもはっきり覚えている。

みるみるうちに岸が遠くなって行った。泳いでも泳いでも流されていく。
時々波が上下して、目や鼻や口に海水が入り、咳き込む。

苦しい。

そして、悲しかった。

イザという時にこそ、人の本質が見えるということを思い知らされた。

後で知ったのだが、人は、海面で上下している時に一番恐怖心を
感じるのだという。
浮いたり沈んだりしながら、

「もしかして、私はこのまま溺れ死ぬんだろうか?」

と思った。

生きて来て初めて感じた「自分が死ぬかもしれない」という感覚。

まず母親の顔が浮かんだ。
私が楽しい思い出だけを持って戻ってくることを信じて待っている家族。

私が死んだら、家族が悲しむ。
だから絶対に死ぬわけにはいかない!

落ち着け、落ち着け。
慌てなければ絶対に助かる。
頭を使うんだ。


そう自分に言い聞かせた。
私は泳ぐのを諦めた。体力を温存し、足が攣らないよう体の力を抜き、
波に逆らわず、沈まないように最低限の力を使うことにした。
とりあえず浮いていれば、助かる可能性が残されている。

彼は助けを呼ぶだろうか?
私たちが沖に向かうのを見ていた人は誰も居なかった。
彼は自分の過失がばれるのを恐れて、もしかしたら
しらんふりをするかもしれない・・・。

柔らかく身体を包んで沖に引いていく海の恐ろしさを
未だに忘れる事が出来ない。
塩で目も開かなくなって来て、咳き込むたびにまた塩水を飲む。
浮いているつもりが、どんどん沈んでいる気がする。
頑張って浮き上がろうとすると、また海水を飲む。
もう、岸はおろか海面を見るのさえも難しくなって来た。


頭の上まで海に飲み込まれた時、海の中がとても美しく見えた。
一瞬、このまま沈んでしまえば、苦しくないかもしれない。
そう思った時、体が海底に向かって墜ちて行きそうになった。

だめだ。諦めたら死んでしまう!
私はこんなことで死ぬ訳には行かないんだ!


自分にそう言い聞かせて、渾身の力で浮き上がった時、
何かが見えた。


私は、漁船に助けられた。

あと少し遅かったら、危なかったと言われた。
私は丸1日、一度も目を覚まさず眠り続けたらしい。

何故か、助けられて浜に着くまでのことを、よく覚えていない。
溺れている間の事は、喉の奥の海水の塩辛さとともに、
まるで昨日の事のようにはっきりと記憶があるのに。

後から知ったのは、そのリーダーは私に謝罪するどころか、
自分が止めたのに、私が勝手に沖へ行って、
自分も危なかったと皆に言っていた。
事実を知っている友人は激怒し、私に「本当のことを皆に話せ!」と言ったが、
私は言わなかった。

「真実は、彼が一番わかっているはずだから」

事実彼は、私に目を合わせなかった。
そんな姑息なヤツを追い込んだところで、タカが知れている。
(その後、口止めしたが友人が我慢しきれず真相をばらし、
彼はサークルに居られなくなってしまった)


意外だったのは、サークル内で一番のチャラ男だと思っていた男が、
異変に気付き、海に飛び込んで私を助けに向ってくれたらしい事だった。
(で、彼も流されその漁船に拾われた)

彼は、部屋で休んでいる私を心配し、何度も覗きに来てくれた。
何も言わず黙って私を見て、頷き、微笑んでは戻って行った。

ただそれだけだったが、
彼の優しさが心に沁みた。
彼のおかげで私は、男性不信にならずに済んだのかもしれない。

今回の津波の時もその時の事が脳裏をよぎり、まるで自分が
津波に流されているかのように苦しい時が何度かあった。

なんであれ、私は生かされた。
愛する人たちのもとへ戻れ、
新たに愛する人、愛してくれる人に出会うことが出来た。


「・・・そうか。そんなことがあったのか。
だからジェイダは海に入らないんだね」


夫は、
知らずに海で泳ごうと誘ってごめんね。辛い思いさせちゃったね。
と、私をぎゅっ!と抱きしめてくれた。

「いや。言ってたように日焼けしたくないだけだよ」

とは到底言えなかった(;一_一)。


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by bizim | 2011-11-12 11:29 | Tokyo'dan
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