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Karar 決心
「あなたたち、いつまで離れて暮らすつもりなの?」 実家で母に詰められる。 「えー子供出来るまで」 「そんな離れてたら出来るわけないでしょう?」 「そのうち出来るでしょ」 「そのうちってあなた。先方の親御さんだって待ってらっしゃるでしょうに。 高齢出産になっちゃうんだから一日でも早くしないと!」 「わかってるよ」 「ただでさえ年上なんだから、さっさと子供産まないと棄てられちゃうわよ」 「母さん…!!」 「タイランの子供なら、きっとかわいい子ね~(´ー`*)」 ちょっと!なんでタイラン限定! 私に似たら可愛くないのか!? (怒) 母の言う事は最もで、だからこそ、何も言い返せない自分がもどかしい。 きっとタイランもアンネたちにこんなふうにせっつかれているに違いないが、 私には何も言わない。 確かに私たちは子作りを意識して渡航計画を立ててはいない。 なぜなら少なくともあと一年、延ばして二年間は子供を 作るつもりはないからだ。 それはタイランも了承の上だった。 母の忠告が重くのしかかる。 この夏。 私たちはこのことについて話し合った。 「ジェイダが今すぐ欲しいと言うなら、僕はいつでも喜んで協力するよ(笑)。 まだいいって言うなら、それはそれでいいし、君の好きなようにすればいい」 「・・・・・」 「勿論、子供は僕たちふたりの子供だけど、産むのは君なんだ。 僕はそれは強要されるべきものではないと思うんだ。 ジェイダ自身が心身共に準備が出来たと思えることが大切だと思う。 たった一度しかない人生なんだ。周りに惑わされる事なく、 君が望むようにやればいいんだよ」 「ありがとう。タイラン・・・」 「僕は子供が欲しくて君と結婚した訳じゃない。だから産まない選択もあるんだよ?」 穏やかに、諭すように話してくれる夫。 私はこの時、心から彼が夫で良かったと感謝した。 トルコの人たちは、とても子供を可愛がる。 タイランも、離れて暮らす姉の子供達をとても可愛がっていた。 甥っ子や姪っ子を抱き上げるタイランは、今すぐに父親になれるほど愛情に満ち、 扱いも慣れていた。だから本心は1日も早く、自分の子供をその手に 抱きたいに違いなかった。 そして、唯一の息子の孫を、イスタンブルのアンネたちも心待ちにしているだろう。 翌朝・・・。 「タイラン。次に来るときは、なるべく私のカラダの都合に合わせてくれる? 私もその時に行くようにするから(〃▽〃)」 私の言葉に夫は、一瞬戸惑いながらも・・・直ぐに意味を理解し、ニッコリと笑って、 「わかった。勿論そうするよ(^^*)」 と、言ってくれたのだった。 ↓ 今週も始まりましたね!ぽちぽちっとクリックお願い出来ると嬉しいです ^^ ↓
by bizim
| 2010-09-06 22:07
| Tokyo'dan
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