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夏の抜け殻
通勤途中、会社のビル付近で、蝉が死んでいた。
灼熱のアスファルトとビルに抱かれて、渇いた蝉の亡骸。 一旦通り過ぎたが、戻って拾い、植え込みの土の上に置いた。 私は虫が好きじゃない。触りたくもない。だけど、 数年にも亘る長い歳月、大都会の地中で眠り続け、 僅か1ヶ月未満の生命を全うした蝉が、踏み潰されて消えて行くのは 忍びなかった。 お疲れさま.。.:*・゚゚・(´ー`).。*・゚゚・*:.。. 。 オフィスで着席してアルコールで手を消毒していたら、 「ジェイダさん、蝉好きなんですか?」 と、声を掛けられた。 見られてたか・・・(;´∀`) 振り向くと、後輩のA君。 「好きじゃないけど、かわいそうじゃない。踏まれたら」 「戻ってまで拾いますか(笑)」 「そうね。気づいたのも何かの縁だからね(笑)」 私は歩くのがもの凄く早くて、大抵考え事をしているので いつもあまり周囲を見ていない(笑)。 それが足元なら尚更。 蝉に呼ばれたのかな(笑)。 夜、夫と歩いていると、街路樹で蝉が鳴いていた。 「あ。あの世から会いに来てくれたのかな(笑)」 「え?」 夫に今朝の事を話すと、笑っていた。 「きっとその後輩は、ジェイダは会社で人間には厳しいけど、 蝉には優しいんだなーって思ったんじゃないの」 「そんなことないよ。人間にも優しいでしょ?(笑)」 そうなのか?Aよ!(笑) 「あはは。でももう、夏も終りかなぁ・・・蝉も夜まで 夏を惜しんで鳴いてるよ」 「『鳴く虫のひとつ声にも聞こえぬは心々に物やかなしき』かな」 「なにそれ??」 「昔の人がね、鳴く虫の声がどれひとつとして同じ鳴き声に聞こえないのは、 虫の心にもそれぞれ違う哀しみがあるからでしょうね・・・って詠んだのよ。」 「ふーん。深いね。でも、鳴き声が違うのは種類や体長が違うからでしょ」 「あーーもう!そういうこと言わないでよ!もののあはれなのよぅぅ!! ま。所詮トルコ人にはわからないでしょうけど キリッ」 「僕は、夜は虫の声より、違う声が聴きたいなァ(ノ´∀`*)」 「・・・・・(-_-,,;) 」 コイツが道に転がってたら、拾って避けるどころか踏んでやる!!! 更新の励みになります!最後にぽちっ☆と、よろしくお願いします^^ 携帯用 遠距離夫婦ブログランキング
by bizim
| 2011-08-20 09:06
| Tokyo'dan
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